10月1日、只見ハーモニカレディースの第三回レッスンを行いました。シャッフルから始めて、一人ずつ音を確かめながら「聖者の行進」を練習。今回は和室に4人が集まり、家での練習をどう進めるかをじっくり学びました。
「合わせるのは難しい」「一人ずつ聴いてもらうと分かりやすい」。そんな声から、自分の演奏を録音して聴くこと、間違えた場所を覚えて繰り返すことへ話がつながりました。
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プロになる3か条
目指すのは、音を間違えずに吹くことからもう一歩進んで、聴いた人に「また聴きたい」と思ってもらえる演奏。そのための練習を、3つの手順で確認しました。
見本音源をくり返し再生する環境を作る
まずは曲の音やリズム、吹く・吸うの流れを耳で覚えます。スマホやスピーカーなどで、日々の生活の中に見本を聴く時間を作りましょう。レッスンでも、これまで習った曲を何度も聴くことの大切さを話しました。
見本音源と一緒に演奏し、録音して聴く
見本と自分の演奏を一緒に録音すると、「ここでテンポがずれた」「吹く・吸うが違った」と気づけます。演奏した直後の印象だけで終わらず、録音を聴いて、直す場所を見つけましょう。
カラオケ音源に演奏を重ね、公開を目指す
メロディーの入っていない伴奏音源(マイナスワン)を使って、自分の演奏を録音します。YouTubeなどで人に聴いてもらうことを目標にすると、2番の練習にも目的ができます。今回は、その目標と練習のつながりを確認しました。
家で録音するには?
見本を再生する機器と、録音する機器を用意します。例えば、パソコンやCDプレーヤーで音源を流し、スマホで見本と自分の音を録音する方法があります。スマホで音源を再生するなら、別のスマホやICレコーダーで録音する方法も話しました。
- 見本音源を流す。
- 見本に合わせてハーモニカを吹き、両方の音を録音する。
- 録音を聴いて、ずれた小節を見つける。
- その場所の前後を含む4小節を練習し、もう一度録音する。
シャッフルは、大きな音より軽い息で
「2回吸う・2回吹く」のシャッフルを、一人ずつ確認しました。1回目を強く吸いすぎると、2回目の短い音を出しにくくなります。小さく軽い息で、最初を長く、次を短く。「ター・タ」のリズムを繰り返しました。
ハーモニカを浅くくわえて口先だけで音を出す場合と、少し深くくわえて力を抜く場合を聴き比べました。ストローで吸うようなイメージで息を通し、ハーモニカを見下ろさず、姿勢を整えて練習します。
1・2・3番の穴を鳴らすつもりが隣の穴まで広がっているときは、楽器の位置を少しずつ動かし、音を聴いて確かめました。シャッフルで呼吸を整えることは、きれいな単音を出す練習にもつながります。
「聖者の行進」を4階建てのマンションで覚える
「間違えたけれど、どこだったか覚えていない」。それを解決するために、16小節を4階建てのマンションに見立てました。1部屋が1小節、1フロアが4小節です。
屋上の「ド・ミ・ファ」から始まり、4階の401号室、402号室、403号室、404号室と右へ進みます。その次は3階の301号室へ。上の階から順に下りながら読みます。曲の中の場所に名前が付くと、「303号室のレ」「203号室のファ」と、練習したい場所を具体的に覚えられます。
聖者の行進のマンション
屋上(弱起):ドミファ → 401号室の「ソ」へ
演奏順:屋上(ド・ミ・ファ)→ 401 → 402 → 403 → 404 → 301 → 302 → 303 → 304 → 201 → 202 → 203 → 204 → 101 → 102 → 103 → 104
丸付き=吸う音 / 丸のない音=吹く音
ー=前の音を伸ばす / 休=休符
最初の「ド・ミ・ファ」は弱起で、401号室の「ソ」が強い拍です。丸付きの「レ」「ファ」で吸うこと、休符では音を出さずに拍を数えることも確認しました。
間違えた部屋を含む、4小節を繰り返す
曲を最初から通すだけでなく、苦手な部屋を含むフロアを取り出して練習します。間違えた原因が、その前の音やハーモニカの位置にあることもあります。音名で歌ってから吹く、みんなで同じ4小節を繰り返す、といった練習も行いました。
繰り返す回数は4回、8回など、4の倍数を目安に。演奏の終わりには先生の合図を見て、音を伸ばすのか、切るのかも合わせます。
「聖者の行進」の練習音源
前回の記事と同じ音源です。まずは通常の速さで聴き、見本と合わせて録音してみましょう。
次回までの練習
次回は「聖者の行進」を、今回よりも上手に吹けるように。レッスンで確認した方法で、家でも練習を進めましょう。
- 見本を聴く音とテンポ、吹く・吸うを覚える
- 録音して聴く自分がずれた部屋を見つける
- 4小節を繰り返す苦手なフロアを歌って、吹いてみる
シャッフルも、軽い息で「ター・タ」を繰り返してみてください。
今回のMVP賞
練習の励みとして、今回紹介した賞品はこちらです。
- ICレコーダー
- Aのハーモニカ(ホーナーのクロスオーバー)
- ブルートゥースイヤホン
録音する道具、違うキーのハーモニカ、見本を聴くイヤホン。今回の練習の話につながる3点が並びました。
36日目。60日以内のステージへ、間に合うか?
今回は2人がお休みで、参加は4人。10月3日のプロのステージについても話しました。演奏だけでなく、その日に人前で吹くためのコツまで伝えたかったのですが、基礎と練習方法を一つずつ確かめているうちに時間が過ぎ、レッスンは30分延長。それでも、ステージのコツまでは進めずに終了しました。
今は36日目。「60日以内にステージに立つ」という構想は、果たしてどうなるのでしょうか。残り24日。今回学んだ「聴く・録る・4小節ずつ練習する」を、家での練習につなげていきます。
