ハーモニカ大学

| 福島県只見町 | レッスンレポート

第三回
只見ハーモニカレディース
のレッスンを行いました

窓のない和室で、女性4人がハーモニカを練習する活動イメージ
画像は活動イメージです。実在のメンバーの写真ではありません。

10月1日、只見ハーモニカレディースの第三回レッスンを行いました。シャッフルから始めて、一人ずつ音を確かめながら「聖者の行進」を練習。今回は和室に4人が集まり、家での練習をどう進めるかをじっくり学びました。

「合わせるのは難しい」「一人ずつ聴いてもらうと分かりやすい」。そんな声から、自分の演奏を録音して聴くこと、間違えた場所を覚えて繰り返すことへ話がつながりました。

今日のホワイトボード

第三回の板書を清書。左上にMVP賞3点、左下に聖者の行進の部屋番号と音名、中央にプロになる3か条、右に練習曲
当日の写真とレッスン内容をもとに、読みやすく清書した画像です。タップすると拡大できます。
当日の板書写真を見る
第三回レッスン当日のホワイトボード写真
元の板書写真。消えていたMVP賞とマンション図の説明は、清書画像で補っています。

プロになる3か条

目指すのは、音を間違えずに吹くことからもう一歩進んで、聴いた人に「また聴きたい」と思ってもらえる演奏。そのための練習を、3つの手順で確認しました。

  1. 見本音源をくり返し再生する環境を作る

    まずは曲の音やリズム、吹く・吸うの流れを耳で覚えます。スマホやスピーカーなどで、日々の生活の中に見本を聴く時間を作りましょう。レッスンでも、これまで習った曲を何度も聴くことの大切さを話しました。

  2. 見本音源と一緒に演奏し、録音して聴く

    見本と自分の演奏を一緒に録音すると、「ここでテンポがずれた」「吹く・吸うが違った」と気づけます。演奏した直後の印象だけで終わらず、録音を聴いて、直す場所を見つけましょう。

  3. カラオケ音源に演奏を重ね、公開を目指す

    メロディーの入っていない伴奏音源(マイナスワン)を使って、自分の演奏を録音します。YouTubeなどで人に聴いてもらうことを目標にすると、2番の練習にも目的ができます。今回は、その目標と練習のつながりを確認しました。

家で録音するには?

見本を再生する機器と、録音する機器を用意します。例えば、パソコンやCDプレーヤーで音源を流し、スマホで見本と自分の音を録音する方法があります。スマホで音源を再生するなら、別のスマホやICレコーダーで録音する方法も話しました。

  1. 見本音源を流す。
  2. 見本に合わせてハーモニカを吹き、両方の音を録音する。
  3. 録音を聴いて、ずれた小節を見つける。
  4. その場所の前後を含む4小節を練習し、もう一度録音する。

シャッフルは、大きな音より軽い息で

「2回吸う・2回吹く」のシャッフルを、一人ずつ確認しました。1回目を強く吸いすぎると、2回目の短い音を出しにくくなります。小さく軽い息で、最初を長く、次を短く。「ター・タ」のリズムを繰り返しました。

ハーモニカを浅くくわえて口先だけで音を出す場合と、少し深くくわえて力を抜く場合を聴き比べました。ストローで吸うようなイメージで息を通し、ハーモニカを見下ろさず、姿勢を整えて練習します。

1・2・3番の穴を鳴らすつもりが隣の穴まで広がっているときは、楽器の位置を少しずつ動かし、音を聴いて確かめました。シャッフルで呼吸を整えることは、きれいな単音を出す練習にもつながります。

「聖者の行進」を4階建てのマンションで覚える

「間違えたけれど、どこだったか覚えていない」。それを解決するために、16小節を4階建てのマンションに見立てました。1部屋が1小節、1フロアが4小節です。

屋上の「ド・ミ・ファ」から始まり、4階の401号室、402号室、403号室、404号室と右へ進みます。その次は3階の301号室へ。上の階から順に下りながら読みます。曲の中の場所に名前が付くと、「303号室のレ」「203号室のファ」と、練習したい場所を具体的に覚えられます。

聖者の行進のマンション

屋上(弱起):ドミファ → 401号室の「ソ」へ

401
ソーーー
402
休ドミファ
403
ソーーー
404
休ドミファ
301
ソーミー
302
ドーミー
303
レーーー
304
休ミミレ
201
ドーード
202
ミーソー
203
ソファーー
204
休休ミファ
101
ソーミー
102
ドーレー
103
ドーーー
104
休ドミファ

演奏順:屋上(ド・ミ・ファ)→ 401 → 402 → 403 → 404 → 301 → 302 → 303 → 304 → 201 → 202 → 203 → 204 → 101 → 102 → 103 → 104

丸付き=吸う音 / 丸のない音=吹く音
ー=前の音を伸ばす / 休=休符

最初の「ド・ミ・ファ」は弱起で、401号室の「ソ」が強い拍です。丸付きの「レ」「ファ」で吸うこと、休符では音を出さずに拍を数えることも確認しました。

間違えた部屋を含む、4小節を繰り返す

曲を最初から通すだけでなく、苦手な部屋を含むフロアを取り出して練習します。間違えた原因が、その前の音やハーモニカの位置にあることもあります。音名で歌ってから吹く、みんなで同じ4小節を繰り返す、といった練習も行いました。

繰り返す回数は4回、8回など、4の倍数を目安に。演奏の終わりには先生の合図を見て、音を伸ばすのか、切るのかも合わせます。

「聖者の行進」の練習音源

前回の記事と同じ音源です。まずは通常の速さで聴き、見本と合わせて録音してみましょう。

聖者の行進

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聖者の行進(速い)

音源を開く

オー・スザンナの音源と前回の宿題を見る →

4小節練習キッドを開く →

次回までの練習

次回は「聖者の行進」を、今回よりも上手に吹けるように。レッスンで確認した方法で、家でも練習を進めましょう。

  • 見本を聴く音とテンポ、吹く・吸うを覚える
  • 録音して聴く自分がずれた部屋を見つける
  • 4小節を繰り返す苦手なフロアを歌って、吹いてみる

シャッフルも、軽い息で「ター・タ」を繰り返してみてください。

今回のMVP賞

練習の励みとして、今回紹介した賞品はこちらです。

  • ICレコーダー
  • Aのハーモニカ(ホーナーのクロスオーバー)
  • ブルートゥースイヤホン

録音する道具、違うキーのハーモニカ、見本を聴くイヤホン。今回の練習の話につながる3点が並びました。

36日目。60日以内のステージへ、間に合うか?

今回は2人がお休みで、参加は4人。10月3日のプロのステージについても話しました。演奏だけでなく、その日に人前で吹くためのコツまで伝えたかったのですが、基礎と練習方法を一つずつ確かめているうちに時間が過ぎ、レッスンは30分延長。それでも、ステージのコツまでは進めずに終了しました。

今は36日目。「60日以内にステージに立つ」という構想は、果たしてどうなるのでしょうか。残り24日。今回学んだ「聴く・録る・4小節ずつ練習する」を、家での練習につなげていきます。